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管理監督者は、「チームスタッフを率いて与えられた目標を達成すること」が大切だと言われます。では、与えられた目標を達成するためには、どうしたらよいのでしょうか?
仕事の成果は、「労働時間×能力×心身の状態」という計算式で表すことができます。労働時間を増やすことで仕事の成果は向上します。
しかし、長時間の労働は、健康に障害をもたらし、最悪の場合過労死や過労自殺に至るケースがあります。みなさんご存知の通り、日本では長時間労働とそれに伴う過労死や過労自殺が、とても深刻な問題となっています。
仕事の成果を表す「労働時間×能力×心身の状態」という計算式から、心身の状態を高めることでも仕事の成果は向上することがわかります。
更に、労働者の心身の状態が高まれば、働くことに対する喜び、誇り、自信といったワーク・エンゲイジメントも高まり、仕事に対する生産性(能力)も高まるのです。
つまり、労働時間を増やすよりも、心身の状態を高めることで得られる成果の方が遙かに確実で、効果が高いのです。
しかし現状は、長時間労働の問題のほか、パワーハラスメントやセクシュアルハラスメントなどによる労災申請が右肩上がりに増えています。労働者の心身の状態を高めることが仕事の成果に繋がるにもかかわらず、職場では、労働者の心身の状態を悪化させることが増えているのです。
それはなぜでしょうか?
それは、企業におけるメンタルヘルスの重要性をしっかり認識していないからだと思うのです。労働者の心身の状態を高めることが、生産性の向上に繋がることを理解していないからだと思うのです。
だからこそ、今、特に管理監督者の方に必要なのは、「企業におけるメンタルヘルスの知識」なのです。
メンタルヘルス・マネジメント®検定試験Ⅱ種講座の薦め
「企業におけるメンタルヘルスの知識」を習得するために、お薦めしたいのが、大阪商工会議所主催のメンタルヘルス・マネジメント®検定試験です。
この検定試験は、Ⅲ種(セルフケアコース)、Ⅱ種(ラインケアコース)およびⅠ種(マスターコース)という試験区分に分けられており、段階的にメンタルヘルスに関する総合的な知識が習得できるように工夫されています。
特にⅡ種(ラインケアコース)は、管理監督者が試験対象者であるため、管理監督者が知っておくべきメンタルヘルスの知識を習得することができます。
この「スタディング メンタルヘルス・マネジメント®検定試験Ⅱ種講座」では、必要な知識を習得することで、「過重労働やハラスメント行為が職場からなくなること」、そして「労働者の心身の状態を高めることが、企業利益に繋がる」といったことを皆様にお伝えできるよう心をこめて制作致しました。
![]() | 松本敏郎講師・プロフィール
これまで25年以上絶えることなく、資格試験の受験指導を行っている。大手予備校にて、日商簿記検定、税理士簿記論などの講師として多くの受験生を指導をしている中、昨今のビジネスの潮流からメンタルヘルスの意義を強く感じ、メンタルヘルス・マネジメント®検定を取得。 長年の経験に裏付けられた指導力は高く、力強い講義とわかりやすい説明が受講生から評判。受験生にとってわかりやすい講座を作りたいという思いは誰よりも熱く、メンタルヘルス・マネジメント®検定試験講座の開発にあたり、初学者にとってわかりやすい教材をゼロから作成した。 「スタディング メンタルヘルス・マネジメント®検定試験講座」のほか、「スタディング 外務員講座」を担当している。 メンタルヘルス・マネジメント®Ⅰ種、一種外務員、日商簿記検定1級、ビジネス会計準1級、ビジネス・マネジャー、銀行業務検定財務2級、銀行業務検定法務3級 |